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老後を誰と過ごしますか?私の母の場合

 

 

前回、母が片付けを始めた理由についてお話しをしましたね。

今回は、母が老後をどのように暮らそうとしていたかというお話しをしたいと思います。

 

 

 

1年半くらい前、秋に差し掛かった頃のこと。母から突然の打ち明け話がありました。

 

老後を一緒に過ごそうと思っていた人が四国にいること、その人が病気で余命幾ばくもないこと…。それは、母が数年来描いてきた老後プランが音を立てて崩れていることも示していました。

 

予感が全くなかったかといえば、なんとなくは気づいていました。誰かいるんじゃないかなと。父とは私が大学を卒業した年に離婚していましたし、こういった話があってもおかしくはないなと思っていました。母はファッション関係の仕事をしていて、全国を飛び回り、特に四国はお得意様も多かったので、四国巡礼(お遍路さん)を巡っていたことも特に不自然ではありませんでした。けれど、一人で巡るはずもなく、かといって誰と巡ったとか写真を見せてくるというようなこともなかったので、私から何かを尋ねるようなことはありませんでした。昔から母はとても社交的ではあったけれど、娘からすると本当は聞いてみたい「ちょっと深い話」を尋ねづらい雰囲気があったので、私は意外と母のことを知りません。

 

打ち明け話から数ヶ月後、母が老後を過ごそうと思っていた人は逝ってしまいました。

私は1歳にもならない子供を抱えていたので、現地に飛んで母の助けになることはできず、結局、その人にも会えず仕舞いになってしまいました。

 

 

そこで母はもう一つの現実に直面します。
そう、彼の残された家の片付けについてです。

 

そもそも、母は自分の家(私の実家)を畳んで四国へ移るつもりもあって、少しづつ整理を始めてきたのですが、当然、相手はそのまま生活を継続するわけですからどんどんモノが増えている。しかも通販好き、買いだめ大好き。でも掃除は苦手。だから、始めて母が四国の家に行った時、冷蔵庫には数年前の何かがたっぷりあったような有様で、冷蔵庫の掃除だけでとても大変だったと後で聞きました。

そんなお相手のこと。家は田舎、倉庫もたっぷりサイズ。トイレットペーパーが100袋以上、カセットコンロのボンベが100缶以上、そんな具合でモノが溜め込まれていたそうなんです。

母は車の免許を持っていないので、四国に移ってからの生活はお相手の車まかせ。街に出るまでのバスは1日5本だけ…遺産相続をしても一人でそこで生活をすることはなかなか困難な状況でした。その上、ほぼ音信不通だった前妻だとかまぁいろいろありまして(察してください)、最終的には相続放棄をして、つまりはお片づけも放棄してきたということになりました。

 

母としては、お相手が母に残した家やモノやお墓などのいろいろことをスッキリさせずに出てきてしまったことに、苦渋の決断をし、この先消えない後悔も抱いています。思い描いていた明るい未来を奪われただけではなく、苦い思いまで引きずることになってしまいました。

母はここでもう一度、人生設計をやり直すことになります。
 

できるだけ長く今の家にいたいから、年齢に合わせた暮らしやすさを目指すこと。

家を引き払うことになった時、できるだけ身軽に出ていける状態にすること。

 

やはり、行き着いたのはお片づけでした。
 

 

 

私は母のお相手の闘病中、一度だけ実家に帰っています。
その時、私は自分のモノがまだ家にたくさん残されていることに気づいたのです。なぜでしょうか、今まで手放し難かったモノたちをすんなりと処分できる自分がいました。きっと、子供というかけがえのない存在ができて、過去のモノに執着しなくなった部分もあるのかもしれません。母は四国と実家を行き来していたので、回収に出せる日が決まっている書籍類は避け、細々とした燃えるものだけ処分できるように仕分けてきました。

 

 

母は昔から割ときちんと仕舞える人だったので、私が小さい頃に着ていた服やバッグなどを取ってありました。本やおもちゃも同様です。なので、私が「自分のモノ」と認識している以外にも、「私」に分類されるもの…受け継がれるモノが結構な量で存在しているのです。母は自分のモノの見直しと同時に、そんな私のモノの見直しもはじめました。私が手をつけ始めたことで、「ああ、そこの領域も整理していいのね」となったようです。

 

 

要領はこうです。メールや電話ついでに「こんなものがあるよ」と話がきます。私がそれがどういうものが思い出せれば「送って」「急がないからとりあえず置いていて(次に帰省した時に判断)」「処分して」の判断を返します。母は私の家の整理収納状況を細かく知りません。一気に4歳5歳が読む本まで全部届いても置き場所に困ります。いるいらない、優先順位をゆるく分けると、先ほどの3つの判断で事足ります。

 

さて、ゆるゆると母と私の実家お片づけが始まったところで今回はおしまいにしましょうか。

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